ウクライナが被占領地側に引き渡した人物は14名 4名が拒否

4月16日にウクライナ東部で実施された被拘束者相互解放の際、ウクライナ側は被占領地側に14名を引き渡した。また、4名が引き渡しを拒否したことが判明した。

一時的被占領地再統合問題省広報室がウクルインフォルムに伝えた。

同省は、「第一地点(編集注:ドネツィク州マヨルシク通過検問地点)では、私たちは9名の国民を受け取り、10名を引き渡した。その際1名があちら側へ戻ることを断った。第二地点(編集注:ルハンシク州シチャースチャ市)では、私たちは11名の国民を受け取り、4名をあちら側に引き渡した。その際、シチャースチャ市に着いてから3名があちら側へ移動することを断った。結果、私たちは20名の同胞を受け取り、14名を引き渡し、4名が引き渡しを拒否したことになる」と説明した。

これに先立ち、4月16日、ゼレンシキー政権が樹立してから3度目となるロシア側との被拘束者交換が実施され、ドンバス地方の被占領地から20名のウクライナ国民が政府管理地域へ帰還した。解放された者は、多くが民間人であり、また2名の軍人も含まれる。

写真:大統領府