最高会議次期臨時会合招集は16日 「スパム修正案」問題対処へ=与党会派長

最高会議(国会)の与党「人民奉仕者党」のダヴィド・アラハミヤ会派長は、最高会議の次期臨時会合を4月16日に招集する決定が下されたと伝えた。

14日、アラハミヤ会派長がウクライナ24局出演時に発言した。

アラハミヤ氏は、同日夜に開催された緊急閣議に出席したと述べ、「私たちは、最高会議臨時会合関連の問題を議論した。私たちは今、臨時会合体制で仕事をしている。議員たちを祝日のために各地に戻らせるか、あるいはもう一つ臨時会合を招集するために(首都に)居続けさせるかを決めるためだ。明後日(16日)、木曜日にもう一つ臨時会合を招集することで決まった。その会合では、最近最高会議を覆っているいわゆる『スパムテロリズム』(編集注:議員が採択の望まない法案に対して大量に修正案を提出することで、議会運営をパンクさせる行為)と闘うため、(最高会議)規定法の改正提示が主な議題となる」と発言した。

同氏はまた、同臨時会合は大統領が主導するとし、15日の朝には大統領が最高会議議長に招集要請を行うであろうと伝えた。

なお、現在、3月30日に採択された、採択がIMFの融資条件となっている通称「銀行法案」に対して、複数最高会議議員が第二読会審議を前に「スパム修正案」と呼ばれる約1万6000の修正案が提出されており、膨大な審議時間を要する可能性が問題視されている。