「歩き回るのを止めるのだ」クリチコ・キーウ市長、市内の新型コロナ拡散につき市民に警告

過去24時間にキーウ(キエフ)市内で新型コロナウイルスに感染していることが確認された市民の半数は、最近国外渡航をしていない者。

1日、ヴィタリー・クリチコ市長が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

市長は、「過去24時間、陽性の確認されたキーウ市民の半数以上が、最近国外に渡航していない者たちだ。つまり、彼らはウクライナ国内で感染したということだ。それが意味することは、ウイルスが市内を這いずり回り、包囲しているということである」と発言した。

市長はまた、キーウ市内で過去24時間にCovid-19の確認されたのは25名であり、市内のCovid-19確認事例は合計132件となったと述べ、25名中12名が男性(23歳〜71歳)、12名が女性(21歳〜80歳)、1名が1歳強の幼児だと伝えた。また、その内15名が入院しているとのこと。

市長は、キーウ市行政府は、当時市民の多くが不満を表明する中、適時に制限措置を導入したと指摘し、「もし、私たちがその時にそれ(編集注:現在の制限措置)を施行していなかったら、今、防疫期間の様子は全く違ったものとなっていたであろう。私は、『脅威など信じない、私には関係ない』と述べている者皆に言う。歩き回るのを止めるのだ、あなたを救うための制限を無視するんじゃない」と強調した。