大統領府、クリミア在住ウクライナ国民へ新型コロナ対策を呼びかけ

ウクライナ大統領府は26日、ロシアが占領するクリミアの住民に対して、新型コロナウイルス感染(Covid-19)拡大にともなう衛生面での対策と可能であれば自宅勤務に切り替え、外出を行わないように呼びかけた。

大統領府がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「親愛なるクリミア住民よ!コロナウイルス拡散にともない、私たちはあなたたち、衛生・消毒のルールを守るように、そして、可能であれば遠隔業務に切り替え、自宅にとどまるよう呼びかける。旅行や人の集まるところへ行くのは控えてください」と書かれている。

大統領府は、クリミア住民に対して、特にリスクの高い高齢者、そして子供へと注意を向けるよう要請した。

また、発表には、「高熱や乾いた咳、呼吸困難などの症状が見られる場合は、自宅で自己隔離を行い、医師に相談してください」と呼びかけられている。

大統領府は、クリミア在住市民に、最新情報を、ウクライナ保健省、閣僚会議、大統領府の公式ウェブサイトで確認するよう喚起した。

その他、発表には、クリミア住民の保護・サポートに関するウクライナ政権の立場・活動に関する情報は、「クリミア自治共和国大統領代表部」の公式サイト、フェイスブック、ツイッター、テレグラム・チャンネルなどで確認可能だと喚起されている他、同代表部の電話番号が掲載され、「代表部は、クリミア問題に関して、専門家による諮問に応じることを約束している」と書かれている。