家族は大統領職を気に入っていない=ゼレンシキー氏

ゼレンシキー大統領の家族は、家族の一員が大統領であることによる圧力を感じている。

ゼレンシキー大統領がガーディアン紙へのインタビュー時に発言した

大統領は、「それは大変だ。彼らは私の仕事を気に入っていない」と述べ、その理由として、自身が外出するときは常に警備が同行するし、国が戦争をしているために自身がのんびりと休暇を取ることは不適切だとみなされるからだと説明した。

また、大統領は、もともとスタジオ「第95街区」で俳優をしていた、配偶者のオレーナ・ゼレンシカ氏につき、表舞台に慣れているゼレンシキー氏と違い、彼女は陰にいたがっていると指摘した。また、自分の仕事のために最も苛立っているのが、安全の観点から常に警備が付いている16歳の娘だと指摘した。

同時に大統領は、7歳の息子は、友人たちに自分の父親が大統領であることを自慢して話していると述べた。

大統領は、記者に対して笑いながら、「最近、家に帰った時に、『どうして誰も出迎えないのだ?』と聞いたのだ。その時、テレビから自分の声が聞こえた。それは私の演説だった。すると、息子が『邪魔しないでよ、今大統領を見てるんだから!』と答えたのだ」と伝えた。

写真:大統領府