汚職対策局長「自身解任に関心を抱いているのは、とある大富豪」

アルテム・シートニク国家汚職対策局(NABU)局長は4日、自身の局長職からの解任に関心を抱いているのは、あるオリガルヒ(大富豪)だと発言した。

シートニクNABU局長が最高会議臨時会合でのNABU活動報告の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

シートニク局長は、「部分的に本件は以下のように説明できる。議会近くで起きていることを見るといい。トラックが集まり、オリガルヒから支払いを受けている人々が集まっている。そのオリガルヒ自体は12億フリヴニャを盗み、今海外にいるのだ。この盗んだ金を国庫に戻す代わりに、NABU近く、議会近く、政府庁舎近くで集会を組織しているのだ。別の例を言えば、プリヴァト銀行に関する刑事捜査である。最近、検事総長がNABUの全ての捜査案件を集約し、その捜査は現在最終段階に来ている。分析不足によって、決定採択が多少おくれているだけだ。全ての集会をメディアを使ってサポートしているのがどのオリガルヒか、議会内で署名集めを組織しているのがどのオリガルヒか、あなた方皆、ご存知であろう」と発言した。

シートニク局長は、ウクルナフタ社捜査も関係していると発言した。

同局長は、「現在、同捜査において手続き上の同意が行われている。(中略)またしても、決定が近づく中で、私たちが過去5年間、類似の捜査を行なう中で感じてきた圧力が行なわれている」と説明した。