イェルマーク大統領府新長官、ミンスクにて露のコザーク大統領府副長官と会談

アンドリー・イェルマーク大統領府長官は、ミンスクにて、ロシア連邦のドミトリー・コザーク大統領府副長官と会談し、被拘束者解放問題を協議した。

1日、ウクライナ大統領府がテレグラム・チャンネルにて伝えた

大統領府発表には、「会談時、両者は、2019年12月9日のパリにおける『ノルマンデイ4国』首脳が合意した、『全員対全員』フォーマットでの被拘束者相互解放問題を協議した」と書かれている。

イェルマーク氏は、とりわけ、3月の次期解放の実施の意向を伝えたという。

発表によれば、両者は、ノルマンディ・フォーマット(独仏宇露)首脳会談時の合意の完全履行に向けた協議継続が不可欠だと強調したとのこと。

また、同会談には、ウクライナとロシアの両国の代表団も出席していたと書かれている。

なお、これに先立ち、2019年12月9日、パリにて、ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアの4国(ノルマンディ・フォーマット)の首脳が会談し、ウクライナ情勢解決に向けて複数の点で合意していた。合意の中には、三者コンタクト・グループが年内に「全員対全員」の原則にもとづき、紛争に関係のある被拘束者の解放と交換をTCGが促進することが含まれている。

12月29日、ウクライナ東部ドンバス地方のマヨルシケ通過検問地点にて、被拘束者交換が行われ、76名のウクライナ国民が政府管理地域に帰還した。