東部2州一部地域代表者は兵力引き離し地点候補を6つ提示=プリスタイコ外相

ミンスクでの三者コンタクト・グループ(TCG)会合にて、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域代表者は、兵力・機器引き離し地点の候補として、6地点を提案した。TCGは、提案された計9地点から3地点を選ぶことになる。

20日、プリスタイコ外相が発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

外相は、「私たちの提案した3地点のほかに、ルハンシクとドネツィクから3地点ずつ提案が出された。つまり、現在ミンスクのTCGのテーブル上には、実質的に9つの地点が上げられており、(ノルマンディ4国の)首脳が合意したように、これらを3地点とする必要がある」と発言した。

プリスタイコ外相は、この9つの兵力等引き離し地点候補の名前につき、「協議プロセスを破綻させないため」に公言を控えた。同時に外相は、ウクライナは、これらの引き離し地点は、紛争ラインの両側に暮らす人々にとって人道的な意味を持つ場所でなければならないとの立場だと喚起した。

これに先立ち、2019年12月9日、ノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談の際に、TCGが更に3つの兵力・機器引き離し地点を議論することで、4首脳が合意していた。

ゼレンシキー大統領は、1月15日のメルケル独首相との電話会談の際に、ウクライナ側が新しい3つの引き離し地点候補を決めたことを伝えている。