ホンチャルーク首相らしき人物の会話盗聴データがネット公開 与党幹部は「繋ぎ合わせだ」

15日、動画掲載サイト「ユーチューブ」にホンチャルーク首相、マカロヴァ財務相、ロジュコヴァ中銀第一副総裁などとされる人物の経済問題についての会話の音声データがアップロードされた。人民奉仕者党幹部は、この音声データは「繋ぎ合せて作られたものであろう」と述べた。

同日、与党人民奉仕者党幹部が匿名で新時代誌へ発言した

同人物は、「会話は複数のものを繋ぎ合せたもののようだ。また、動画に映し出されるテキストが会話そのものと一致していない場面が多くある」と指摘した。

また、オレクシー・ホンチャルーク首相の辞任可能性に関する情報に関しては、閣僚会議(内閣)広報室が正式に否定した

発表には、「閣僚会議発表には、インターネット上に拡散された音声・動画記録の真偽に関する情報を有していない。辞表関連の情報は事実に反する」と書かれている。

なお、ユーチューブ上にアップロードされた「どうやって大統領を小ばかにするか」と題された音声記録は、ホンチャルーク首相、ロジュコヴァ中銀副総裁、マカロヴァ財務相らしき人物の会話からなり、ゼレンシキー大統領との面会前に、彼らが米ドルレートや経済問題について話す内容となっている。この会話の中で、ホンチャルーク首相らしき声の人物がゼレンシキー大統領につき「彼は経済はほとんど素人だ」と述べる場面がある。