クリミア「裁判所」、政治囚2名の逮捕期間延長

被占領下クリミアのいわゆる「最高裁判所」は、12月11日、「イスラム解放党案件」の通称第2シンフェローポリ・グループと呼ばれる、リザ・イゼトフ氏とアリム・カリモフ氏2名の控訴要求を棄却した。これにより、両名は、2020年2月15日まで拘束されることが決まった。

11日、市民ネットワーク「クリミアの連帯」がフェイスブックにて報告した

発表には、「裁判所は、弁護士A.ペプとYe.イェホロチキンの控訴要求を満たさず、第一審の判決を有効とした。リザ・イゼトフ氏とアリム・カリモフ氏は、2020年2月15日まで拘束され続ける」と書かれている。

なお、2019年3月27日、クリミアにて、市民ネットワーク「クリミアの連帯」の参加者を含む、クリミア・タタール人活動家の民家に大規模な家宅捜索が行われ、その際、イゼトフ氏とカリモフ氏を含む15名が拘束された。同年3月27、28日、シンフェローポリの「キーウ地区裁判所」は、拘束された全員に逮捕「判決」を下した。3月29日、彼らはロシア国内のロストフ州に移送され、5か所の拘置所に拘留された。