米大使館、「世界人権デー」にロシア連邦に対してクリミア関連被拘束者解放を要請

10日、在ウクライナ米大使館は、ロシアに対して、不当に拘束しているクリミア・タタール人やその他ウクライナ国民を速やかに解放するよう要請した。

在ウクライナ米大使館が、世界人権デーに際して関連ポストをツイッター・アカウントに投稿した。

投稿には、「世界人権デーに、私たちは、ロシアに対して、不当に拘束されているクリミア・タタール人やその他ウクライナ国民の収監者を速やかに解放するよう要請する」と書かれている。

また、同投稿には、関連動画が掲載されており、「ロシアは、クリミアにて、クリミア・タタール人を不当に投獄し、人権を侵害している」と書かれた上で、市民団体「クリミアの連帯」のメンバーであり現在ロシアにより拘束されている、セルヴェル・ムスタファイェフ氏、セイラン・サリイェフ氏、エミル=ウサイン・クク氏、マルレン・アサノフ氏、レムジ・ベキロフ氏、ナリマン・メメデミノフ氏、及びルスラン・ゼイトゥライェフ氏が紹介されている。

なお、現在、被占領下にあるクリミア半島にて政治的・宗教的迫害の一環で拘束されている人物は、86名。その内、60名以上がクリミア・タタール人である。