プーチン露大統領、憲法にドンバス特別地位を記載することが不可欠だと主張

プーチン露大統領は、ウクライナがドネツィク・ルハンシク両州一部地域(ORDLO)の特別地位を確立する憲法改正を採択することが不可欠であると主張した。

プーチン露大統領が、パリでのノルマンディ首脳会談後の4首脳共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

大統領は、「強調したいのは、対立する双方が、直接対話をすべく、合意することが重要だ。世界中のどんな紛争も、対立する双方の直接対話なくして解決したためしはない」と発言した。

同大統領は、ミンスク諸合意の定めるウクライナにおける政治改革と停戦のプロセスを同調させることが必要だと主張した。

プーチン氏は、「まず同国の憲法に、ドンバスの恒常的特別地位を確立する改正を加えることだ。言うまでもなく、ORDLOの特別地位法の効力延長が不可欠であり、最終的にはミンスク諸合意に定められているように、このノルマに恒常的な性格を持たせることが必要だ」との考えを示した。

また、同氏は、ウクライナ・ロシア間関係において一定の関係の改善の兆候が見られると指摘し、その理由として、被拘束者交換、3地点での兵力引き離しを挙げるとともに、ノルマンディ4国首脳会談の実施の事実自体や、幅広い問題の議論、そのうちの複数問題での進展達成もその理由であると発言した。

写真:AA