リトアニア外相、ウクライナ東部の前線を視察

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リトアニアのリンケヴィチュウス外相率いる外交官グループが、ウクライナのプリスタイコ外相や軍司令部代表者とともに、ウクライナ東部の前線のシローキネなどを視察した。

30日、統一部隊作戦本部広報室が伝えた

発表には、「ウクライナの軍人は、ゲストたちに対して、アゾフ海沿岸地域の現在の治安情勢、コンタクト・ライン沿いの民間施設への攻撃、作戦圏における安定・人道面改善を目的に治安機関がとっている行動について説明した」と書かれている。

その際、プリスタイコ外相は、リトアニアの外交官たちがコンタクト・ライン沿いの状況を自分の目で見る機会を提供したとし、「私たちは、この場所に3年前も訪れた。今回、同じ場所に戻ってきた。残念ながら、この場所は戦闘があった時よりも更に崩壊している。私たちは、友人・同僚たちが、現実には何が起きているのか、ウクライナが何をしようとしているのか、何を有しているのか、戦争が何を私たちにもたらしているのかを、見ていって欲しいと思う」と発言した。

リトアニアのリンケヴィチュウス外相は、ウクライナをこれまで何度も訪れ、戦地にも訪れたとし、今回得た情報を同僚に伝えると約束した。同外相は、「私は、キーウ(キエフ)だけではなく、(戦闘の発生する)ホットスポットも特別に訪れることにしている。起きていることを感じるためだ。信じて欲しいのだが、リトアニアが加盟している複数の国際機関での議論にて、私たちはこの事実を非常に集中的に利用している」と発言した。

統一部隊作戦本部広報室は、リトアニア側とウクライナ側は、ロシア占領軍の行動の特徴やその民間人への影響について議論したことを伝え、リトアニア代表団が、アゾフ海沿岸の防衛を行う部隊の基地を訪問したり、シローキネ町の破壊を視察し、占領軍のもたらした損害を確認したと発表した。