マリウポリ市は新しいドンバス地方にとってのスタート地点となる=ゼレンシキー大統領

写真

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、マリウポリ市は既にヨーロッパの都市であり、新しいドンバス地方にとってのスタート地点となる街だと発言した。

29日、大統領が同日マリウポリで開始した投資フォーラムにつき自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ

大統領は、「どうして私たちがマリウポリでフォーラムを開催したと思う?それはこの街が新しいドンバスにとってのスタートとなる街だからだ。ここには、すでに素敵なITハブがオープンしており、必要な起業が行われており、環境改善も始まっている。今日、新しい道路で車を運転してみた。130キロメートルがたったの2か月半で建設されたのだ。もうすぐ更なる結果が現れる。なぜなら、私たちは、高い質の仕事をすばやく行えるからだ。若者たちが『明日は今日すでに始まっている』と叫んでいたのを思い出して、自分がずっと笑顔でいることに気がついた。マリウポリの『明日』は、既に始まっている。私はそれを目撃した」と書き込んだ。

大統領はまた、多くの移動や会談の後でも、まだ自身には目にしたこと聞いたことから得たエネルギーが溢れていると書いている。

加えて、大統領は、「私の結論はこうだ。マリウポリは、すでにヨーロッパの都市だ。ただこの街が過去数年間受けた困難から立ち直るために、少しだけ手伝ってあげなければならない。しかし、人々、特に私が今日会った若者は、エネルギーとやる気の渦巻きだった。ウクライナ・リーダーシップ・アカデミーの学生たちのプレゼンテーションを聞いたのだが、分かるだろうか、人々がウクライナを模範とする日が近いことを、私は一切疑わない!ウクライナ全体がこうであって欲しいし、ウクライナがこのようなエネルギーで満たされて欲しい。このような人々が良質な教育を作り上げなければならないし、彼らが自由を感じなければならないし、全ての可能性を得なければならない。彼らはここに残り、私たちが誇れる未来のウクライナを築かねばならない」と強調した。

大統領はまた、新政権が「ターボ体制」と名付けて過去数か月急いで仕事をしてきたことにつき、「良い印象をもたらしている」と書き、「議会が採択したものの履行段階に向けて進んでいる。私たちの野心的な経済発展の目的が近い将来実現されることを、私は信じている。ウクライナ人一人一人が成長でき、旅行ができ、イノベーションを学ぶことができるよう、私たちの専門家が世界で競争できるよう、ウクライナの年金生活者がカフェですてきな香りのコーヒー一杯を飲みながら思い出にひたれるようにするためだ。ヨーロッパの町々で今そうであるように」と指摘した。

なお、10月29、30日、ウクライナ東部マリウポリ市では、投資フォーラム「RE:think ウクライナへの投資」が開催されている。初日、ゼレンシキー大統領は同市を訪れ、フォーラム開会冒頭に演説を行った。