キーウ中心部で「降服反対」行進開催 警察は1万2000人参加と発表

14日、「ウクライナ防衛者の日」にあわせて、キーウ(キエフ)市内では、反テロ作戦退役兵を中心とした「シュタインマイヤー・フォーミュラ」への反対を表明する「降服反対」行進が開催された。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

活動家たちは、タラス・シェウチェンコ記念公園近くから出発し、独立広場方面へ行進し、広場にて集会を開いた。

行進の先頭の人々は「降服反対」と書かれた横断幕を広げていた。

警察は、同日の集会参加者は最大1万2000人と発表。また、違法行為は確認されなかったと伝えた。

これに先立ち、14日、「右派セクター」、「退役兵団体」、「民主的な斧」、「市民のこと」、「国家軍団党」、「アゾフ」等が同行進への参加を表明していた。

10月1日、ゼレンシキー大統領は、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域での地方選挙後に特別地位を発効させる際の順序を定めた「シュタインマイヤー・フォーミュラ」にウクライナが同意したと発表。大統領は、今後新たに採択される特別地位法にて、「レッドライン」を越えることはなく、降伏のような内容は含まれないと強調した。

これに対して、複数野党勢力や活動家たちが、「シュタインマイヤー・フォーミュラ」署名への批判を表明。これまで10月6日に、大規模な「シュタインマイヤー・フォーミュラ」反対集会が開催されていた。