大統領「大富豪2名がわたしに対する影響力を競っているとは感じていない」

ゼレンシキー大統領は、大富豪(オリガルヒ)のイーホル・ピンチューク氏やヴィクトル・ピンチューク氏からの影響は一切感じていないと発言した。

10日、大統領がフードコート「キーウ・フード・マーケット」で行っている大型記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「(影響力行使の)競争についてだが、私は分からない。そのような話は私も聞いている。しかし、私は、その二名から私への影響は一切感じていないのだ。もしかしたら、私がまだわかっておらず、何かに気づいていないのかもしれない。もしかしたら、その影響とは、何らかの対話とか、何らかの電話とかではなく、私の周りに現れている人々のことなのかもしれない。(中略)しかし、私は、影響は確かに感じていない。影響はないと確信している。しかし、私は、もしかしたら、私が気づいていない何らかの行動がある可能性は予想する。しかし、それは時間の問題で、(影響があれば)私は確実に気づくであろう」と発言した。

同時に、大統領は、誰も自身に対して影響を及ぼすことはできないと強調した。大統領は、「その人たち(編集注:2名の大富豪)」とのどんな関係も、「当たり前の平等なルールのもとで、彼らの金銭がウクライナに投入され、彼らが法にしたがって暮らすこと」という点にもとづいた関係であると明言した。

大統領はその他、「誰かの操り人形になることには、全く興味がない。それに何の意味があるのだ。どこに満足を感じられるというのだ。そんなことを何のために私はするのだ?理解できない」と発言した。