大統領、ドンバス問題解決の「代替プラン」はあると発言

ゼレンシキー大統領は、ドンバス被占領地の地方選挙は治安問題の解決後にのみ実施可能だと発言した。

10日、フードコート「キーウ・フード・マーケット」で行っている大型記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「ドンバスの選挙について話す時、私たちは、選挙はウクライナ法で行われるということ、全ての政党が選出の可能性を得なければならないということを理解せねばならない。そこに軍がいるのに、誰が現地に行くというのか?誰も行きはしない。誰がそこの安全を保証するというのだ?!治安問題が解決されたら、選挙が行われるのだ」と述べ、選挙は民主的でなければならず、ウクライナ法によって実施されねばならないと強調した。

その際、大統領は、ミンスク諸合意には最初に「停戦、(兵力)引き離し、全ての外国軍部隊の撤退」が定められており、その後に選挙実施となると書かれていることを喚起した。

大統領はまた、ミンスク諸合意の中の「矛盾点」として、ウクライナによる国境の管理回復の問題を指摘した。大統領は、諸合意の中にはあたかも選挙の後に国境の管理が回復されるかのように書かれているが、自分は「その問題解決について、別の見方を有している」と主張した。

大統領は、もしロシアがドンバス選挙を「武装解除、国境管理回復」の前に実施するよう主張した場合、ウクライナには代替プランがあると述べ、「私たちには『プランB』がある。私は、今それについて話したくはない」と強調した。