ゼレンシキー大統領、クリミア返還に関して「複数のアイデアがある」と発言

ゼレンシキー大統領は、ロシアが占領するクリミアの返還問題は最も困難なものであるが、ウクライナはその返還に向けて闘っていくし、そのための複数のアイデアもあると発言した。

13日、ゼレンシキー大統領がキーウ(キエフ)で開催されているヤルタ欧州戦略会議(YES)の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「クリミアに関しては、状況は最も困難だと私は思っている。私は今のところ、ノルマンディ・フォーマットでも、それ以外でもウラジーミル・プーチン露大統領との会談はない。私たちにとって最も困難となるのは、クリミア返還問題である。私たちは、いくつかのフォーマット、いくつかのアイデアがあると思っている」と発言した。

大統領は、「私たちは、重要な会合を行う。また、私は、米国大統領との会談も待っている。私たちは、(編集注:クリミア返還の)モデルについて考えている。私たちは、クリミアを実際に取り戻すために闘っていく」と強調した。

なお、9月12日から、キーウ(キエフ)市内の大型展示会場アート・アーセナルにて、第16回ヤルタ欧州戦略会議が開催されている。

写真:YES © 2019、セルヒー・イリン、オレクサンドル・インディチー、オレクサンドル・ピリュヒン