最高会議、議員不可侵権剥奪の憲法改正法案を予備採択

30日未明、最高会議は、第一回本会議にて最高会議議員の不逮捕特権等の不可侵権を剥奪することを目的とした憲法改正法案を賛成多数で予備採択した。

最高会議議員363名が賛成票を投じた(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同法案は、憲法第80条から、議員の不可侵権を保証する項目と、最高会議の同意なく議員の刑事追訴・拘束・逮捕を行うことを不可能としている項目を削除することを想定している。

憲法改正法案の本採択のためには、今回の予備採択後、最高会議の次期会期にて、議員総数の3分の2である300票以上の賛成で採択する必要がある。

なお、2018年6月19日、憲法裁判所が同法案の合憲性を認めていたが、その後最高会議は、今回まで同法案を審議していなかった。