ゼレンシキー大統領、マクロン仏大統領にノルマンディ会合の早期開催を呼びかけ

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と電話会談を実施し、ウクライナ東部の紛争解決のための次の行動を定めるべく、独仏宇露4国からなる「ノルマンディ・フォーマット」の首脳会談を緊急に開催するよう呼びかけた。

7日、ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表には、ゼレンシキー大統領は、マクロン仏大統領に6日の砲撃によるウクライナ軍人4名の死亡を報告した上で、同砲撃はウクライナが始めた和平プロセスの破綻を目的としたものであり、しかもこのような砲撃は今回が始めてではないと報告したと書かれている。さらに、「大統領は、ノルマンディ4国首脳に、和平プロセス維持と、紛争の最終的解決に向けた次の行動の調整のために、緊急に集まることを呼びかけた」と書かれている。

さらに、大統領府は、ゼレンシキー大統領がマクロン大統領に対して、ロシア連邦のプーチン大統領との本日の電話会談の内容を報告したとあり、その際プーチン大統領に対して、停戦義務の履行とウクライナ海軍軍人やその他人質の返還を呼びかけたことを伝えたと発表した。

発表には、これに対して、マクロン仏大統領が「ウクライナのイニシアティブを完全に支持すると表明し、4国の代表者の公式会合が終わった後、、近い将来のハイレベルでの会合実施が不可欠であるとの点に同意した」とある。

発表によれば、マクロン仏大統領が、プーチン露大統領とドイツのメルケル首相と連絡し、同イニシアティブについて調整すると補足したのこと。