トルクメニスタン大統領、国営テレビに出演

死亡の噂が出ていたグルバングル・ベルディムハメドフ大統領は、国営テレビにより放映された。

4日、ラジオ・アザトリクが報じた。

報道には、「ベルディムハメドフ大統領は、10日以上ぶりに国営テレビの姿を現した」と書かれている。

トルクメニスタンのテレビ番組「ワタン」は、ベルディムハメドフ大統領は、休暇期間中も活発に運動をしていたと報じた。

夕方の番組では、同大統領が自転車で走ったり、馬に乗ったり、機関銃で射撃をしたり姿が映し出された。

報道では、「国営テレビの報道では、ベルディムハメドフ大統領がスポーツカーを運転して、カラクム砂漠を走り、ダルヴァザの天然ガスが燃える穴、通称『地獄の門』を訪れた」と伝えられた。

なお、大統領の死亡の噂が流れて以降、7月24日にもベルディムハメドフ大統領の姿が写されたが、その際には、専門家たちは、同映像は同年5月10日に「ワタン」で写されたものと同一であると指摘していた。今回の報道は、7月24日以降始めて大統領の姿を写したものとなる。

これまで、同国の国営報道機関は、ベルディムハメドフ大統領が7月15日から8月15日まで1か月間の休暇を取ると発表していた。同大統領は、これまで何年間もこのような長期の休暇を取ったことがなかった。さらに、以前は、大統領が休暇に入った際も、国営メディアは、毎日大統領の行動を報じていた。

大統領の姿が社会・メディアから長期間途絶えたことにより、国民の間では様々な噂が生じていた。

7月21日、ソーシャルメディアにて、大統領が7月20日に腎不全により亡くなったとの情報が流れた。これに対し、噂を信じるべきではないとのメッセージが各界から出されるとともに、大統領の健康状態に対する注目が高まっていた。