「パレードなき独立記念日」 8月24日の祝賀に関する大統領令が公開

ゼレンシキー大統領は、本年8月24日の第28ウクライナ独立記念日の祝賀に関する大統領令に署名した。

11日付大統領令が公開された

大統領令にて、ゼレンシキー大統領は、閣僚会議(内閣)に対して、第28独立記念日祝賀関連諸行事計画の作成・確定・実施保障を命じた。

同時に、閣僚会議は、2019年8月24日の独立記念日に、キーウ(キエフ)市や他の自治体の関連行事を、中央政権、地方政府、最高会議(国会)議員、諸外国・国際機関・宗教界・市民社会の代表の参加を得た上で実施することが定められている。

また大統領令によれば、独立記念日には、キーウ市や他都市における、ウクライナ国家創設に関わった重要人物、ウクライナ独立のために闘った戦士、尊厳革命(マイダン革命)ならびにウクライナ東部で戦闘参加の統一部隊作戦・反テロ作戦で亡くなった者の記念碑への献花、国家安全保障・国防や、ドネツィク・ルハンシク領収でのロシア連邦による軍事侵略に対する抵抗・抑制保障のための行事が実行されることになっている。

さらに、テーマ別のコンファレンス、ラウンド・テーブル、その他情報・啓蒙、愛国・教育行事の開催が計画されていく。

同時に、国家団結の強化、国家建設における社会の連帯、地域間の繋がりの発展、ウクライナに関する情報・知識の拡散、世界におけるウクライナの肯定的イメージの確立を目的とする市民イニシアティブ実現を促進しなければならないと指摘されている。

また、大統領は、閣僚会議に対し、各宗教団体に8月24日にウクライナのための祈祷を行うよう提案することを指示している。

外務省に対しては個別に、ウクライナの大使館などの国外の機関が、国外在住ウクライナ人の参加を得た上で、国旗の日と独立記念日の関連祝賀行事を国外でも実施するよう指示されている。

同時に、内務省、保安庁、キーウ市行政府、州行政府に対しては、各機関の権限の範囲で、行事実施の際の秩序・安全・国民の権利を保障するための方策をとるよう指示が出されている。