ゼレンシキー大統領、露で有罪判決を受け、ウクライナに引き渡された人物に恩赦

ゼレンシキー大統領は、ロシア連邦からウクライナへ刑期継続のために引き渡されていたウクライナ人のセルヒー・リトヴィノウ氏に恩赦を与えた。

12日、セルヒー・ペトゥホウ司法次官がフェイスブック・アカウントにて伝えた

ペトゥホウ次官は、大統領令を受けて、「セルヒー・リトヴィノウ氏をディカニウシカ収容所から即時解放する命令に署名した。物理的な解放は、文書が収容所に届いたら行われる。近く行われるはずだ。状況を把握していく」と書き込んだ。

次官は、同投稿に7月11日付のリトヴィノウ氏の恩赦に関する大統領令第517/2019の写真を添付した。大統領府ウェブサイトには、同大統領令はまだ掲載されていない。

なお、リトヴィノウ氏は、4か月前にロシア連邦から引き渡された後、ハルキウ市の収容所に拘禁されていた人物。リトヴィノウ氏は、ドニプロ-1大隊に所属していた際にルハンシク州の実際には存在しない人物を殺害したとして、ロシア連邦で容疑をかけられ、有罪判決で8.6年の懲役刑となった人物(求刑は25年であった)。その後、ロシアにて5年間拘禁された後、4か月前に刑期継続のためにウクライナ側に引き渡されていた。