ゼレンシキー大統領、EUに対露制裁の強化を呼びかけ

ゼレンシキー大統領は、欧州パートナー国に対して、ドンバスとクリミアへロシアの侵略に関し、国際社会の努力を結集し、対露制裁を強化するよう呼びかけた。

5日、ゼレンシキー大統領が、ブリュッセルでのトゥスク欧州理事会議長との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「私は、ドナルド・トゥスク氏や他のパートナーたちに対して、ドンバスとクリミアにおける長引くロシアの侵略について報告し、欧州連合(EU)のウクライナ・サポートの不変の立場に謝意を表明し、ウクライナの平和を取り戻すべく、国際社会の努力を更に結集し、制裁圧力を強化するよう呼びかけた」と発言した。

大統領はまた、24名の海軍軍人を含め、ロシア連邦にて違法に拘束されるウクライナ国民の状況と、彼らの解放に向けた努力について欧州パートナーと協議したと発言した。

大統領は、「私は、自身の重要優先課題の中に、ロシア侵略への抵抗、ウクライナの独立と領土一体性を巡る闘いにおける国際支持の結集を見ている」と強調した。

これまでの報道にあるように、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、初外遊として6月4、5日、ブリュッセルを訪問している。