ヴァカルチューク声党党首、ボフダン大統領府長官のロシアとの平和条約国民投票のアイデアにコメント

ウクライナの音楽家であり、声党党首のスヴャトスラウ・ヴァカルチューク氏が、アンドリー・ボフダン氏によるロシアとの和平に関する国民投票実施のアイデアにコメントした。

22日、ヴァカルチューク声党党首が自身のフェイスブックに書き込んだ

ヴァカルチューク党首は、「敵が私たちに対して物理的戦争だけでなく、情報戦を仕掛けている最中に、国家安全保障問題を国民投票にかけるというのは、危険かつ無責任である。私たちは、ドンバス地方やクリミアのいわゆる『国民投票』がどのように終わったのかを知っている。新しい大統領府長官がそれを理解していないというのは残念だ。あるいは、理解しているのだろうか?」と書き込んだ。

また、同党首は、そのような提案は「新しい政治」ではなく、「古い政治」だと指摘した。

これに先立ち、21日、アンドリー・ボフダン大統領府長官が、ロシアとの平和条約締結問題を国民投票にかけることを検討していると発言していた。ボフダン長官は、ウクライナはロシア連邦との妥協を模索せざるを得ないが、その際領土の明け渡しは除外されると述べている。