大統領、露に拘束されるウクライナ海軍軍人の解放に向けて行動していると発言

ポロシェンコ大統領は、ウクライナ政権はロシアが拘束するウクライナ海軍軍人の解放に向けあらゆる行動を取っていると発言した。

10日、ポロシェンコ大統領がICTV局へのインタビュー時に発言した。大統領府が伝えた。

ポロシェンコ大統領は、拘束される海軍軍人に向けて、「自分を含めた全ウクライナ国民が、あなたたちとともにある」というメッセージを述べ、また自身と諸外国首脳の会談の際には常にウクライナ海軍軍人解放、ケルチ海峡・アゾフ海脱占領化の問題を提起していると強調した。

また、同大統領は、ロシアに対する「アゾフ制裁パッケージ」が既に発動されており、全世界から同国に対して拘束されるウクライナ人解放の厳しい要求が提示されていることを喚起しつつ、「私たちは、あなたたち(ウクライナ海軍軍人)の振る舞いを誇りに思っている。あなた方は自らを戦争捕虜であるとみなし、ロシアの裁判所には本件に関する一切の管轄権がないとするラインを維持している。私たちはそのことを誇りに思っている」と強調した。

同時に、大統領は、ウクライナの大統領選挙が終わるまでロシアは態度を変えないだろうとの悲観的見方も示した。大統領は、「残念ながら、私は、大統領選挙までは肯定的ニュースは起きないだろうと思っている。プーチンは、(大統領選挙まで)一切行動しないと明確に述べている」と指摘した。他方で、大統領は、被拘束者解放の作業は続けられていると強調した。