EU大使、ウクライナの改革進展が「限定的」な分野を指摘

欧州連合(EU)は、ウクライナによるEU連合協定の履行の全体的な進展を見ている。しかし、中には、複数の分野で、結果に落胆させられるものもある。

18日、ミンガレッリ駐ウクライナEU大使が、ウクライナ・EU連合協定履行評価の会議において発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同大使は、「過去3年間、連合協定のために、そして、連合協定のおかげで、ウクライナが多くのことを行ったことは、疑いようがない。しかし、進展が非常に限定的で、非常に落胆させられる分野も複数ある。それは、税金、輸送、関税コントロール、知的財産権保護の分野である。私たちは、これらの分野の進展にいささか懸念を抱いているのだが、しかし、不可能なことは何もないとも思っている」と発言した。

同大使は、5年前にウクライナ人が通りに出て求めたウクライナの欧州的選択は疑問にさらされていないが、他方で、もしウクライナが定めた目的を達成したいのであれば、一丸となって仕事をしなければならないと強調した。

同大使は、「大統領府、閣僚会議(内閣)、最高会議(国会)、市民社会、欧州機構が一丸となって行動すべきである。私たちは、一緒に考え、調整して、一緒に行動すべきだ」と強調した。