米国は露に対し力による国境変更の試みへの対価を支払わせた=ペンス米副大統領

アメリカ合衆国のペンス副大統領は、トランプ米国大統領政権は、ロシアに対して力による国境変更の試みに対する対価を支払わせた他、ウクライナに対しては過去数年で最大規模の防衛支援を行ったと発言した。

16日、マイケル・ペンス米国副大統領がミュンヘン安全保障会議における演説時に発言した。

ペンス副大統領は、「トランプ政権下で、私たちはロシアに対して、同国の力による国境変更の試みに対する対価を支払わせたし、過去数年でウクライナを支援する最大の防衛合意を採択した。アメリカは、イギリス領内でロシア製の化学兵器が使用されたことに対し、60名の外交官を追放した。そして、ロシアが数年間に渡り違反を繰り返した後、アメリカは、中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱の以降を表明した」と発言した。

また、同副大統領は、欧州のパートナー国や北大西洋条約機構(NATO)の同盟国に対して、政治干渉やガスや石油を用いての西側諸国を分断させる試みに対して、断固として自覚的であるよう呼びかけた。

同副大統領は、ロシア~ドイツ間を結ぶ新ガス・パイプライン「ノルド・ストリーム2」に関して米国の反対の立場を改めて表明し、他の国も同様の立場を取るよう呼びかけた。

写真:EPA