ポロシェンコ大統領、王中国副国家主席と会談 経済協力で合意

24日、ダボスの世界経済フォーラムに出席しているポロシェンコ大統領は、王中国副国家主席と会談し、二国間の貿易・経済・投資協力を発展させることで合意した。

大統領府広報室が公表した。

発表には、二国間の貿易・経済・投資協力の発展のためには、2019年中にウクライナ・中国政府間協力委員会の次期会合が開催されなければならないと書かれている。

さらに、両者は、中国の経済圏構想「一帯一路」へのウクライナの参加についても協議したとのこと。

発表によれば、ポロシェンコ大統領は、ウクライナと中国の伝統的友好関係は両国の主権と領土一体性への相互尊重の原則に基づくものであると指摘したとある。

また、これに対して、王副国家主席が、ウクライナの独立、主権、国際的に認められた国境での領土一体性を完全に支持しているとの中国の立場に変更はないことを明言したことが伝えられた。

また、両国の戦略的パートナーシップの強化の基本となっている信頼と相互理解のレベルが高まっていることが指摘された。

なお、ポロシェンコ大統領は、1月23、24日、スイスのダボスで開催される世界経済フォーラムに参加しており、様々な二者会談を行っている他、国家投資評議会の会合も開催する予定となっている。

写真:大統領府