ウクライナの対露制裁、クリミアでの違法に発掘を行う考古学者も対象に

ウクライナが発動した対露制裁は、被占領下クリミアにおいて違法に発掘行為を行なっている考古学者も対象となっている。

27日、ヴァディム・チェルニシュ一時的被占領地域・国内避難民問題相がツイッター上でコメントした。

チェルニシュ大臣は、「ウクライナは、ロシア連邦の政治家やビジネスマンにのみ制裁を科しているのではない。対象者リストには、クリミアで違法に発掘作業を行う考古学者も入っている。『Name and shame』という原則である。私たちは、占領制度に違反する者の名前を挙げ、その名前をネガティブなイメージとともに拡散させ、彼らと共同作業をする機関に伝えるのである」と説明した。

また、チェルニシュ大臣は、クリミアに制裁をはじめとする状況により収入がないため、ロシアはクリミアに対して1500億ルーブルの拠出を約束していると指摘した。加えて、同大臣は、ロシアは同国オリガルヒ(大富豪)にケルチ橋の建設や防衛産業で「稼がせる」ことで、彼らをクリミアの維持に関与させていると発言した。