ヘラシチェンコTCG人道問題作業部会宇代表、TCG会合開催場所のミンスクからアスタナへの変更を提案

ドンバス問題を協議する三者コンタクト・グループ(TCG)の人道問題作業部会ウクライナ代表である、イリーナ・ヘラシチェンコ最高会議(国会)第一副議長は、TCG会合の開催場所をミンスクから別の「真に中立な国」へと変更することを提案した。

19日、ヘラシチェンコ第一副議長が自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ。

同第一副議長は、「本日、プーチンがベラルーシとの間で連合国家軍事ドクトリンに署名。これにより、ミンスクが中立であるとの発言には、ますます疑念が沸くことになった。これは私だけの考えであるが、しかし、もしかしたら、本当に中立な国へと和平協議の場所を変えたほうがいいかもしれない」と発言した。

そして、同第一副議長は、ベラルーシのおもてなしや場所を提供してくれたことには感謝をしているとしつつも、中立性の問題の重要性を強調した。そして、その上で、17日の国連総会でのクリミア・アゾフ海決議でカザフスタンが棄権したことを指摘し、「カザフスタンは、(類似の投票で)初めて棄権した。これは中立的な立場である。もしかしたら、本当に協議の場所をアスタナに移すべきなのかもしれない」と書き込んだ。