ウクライナ、被占領下ケルチ市へのOSCE監視ベースの設置を提案

マルチューク三者コンタクト・グループ(TCG)ウクライナ代表は、ミンスクにおける協議にて、被占領下クリミアのケルチ市に欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)の恒常監視ベースを設置することを提案した。

19日、ヘラシチェンコTCG人道問題作業部会ウクライナ代表がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。

ヘラシチェンコ代表は、マルチューク氏が同日のTCGで、SMMのマンデートがウクライナ全土に及び、クリミア半島やウクライナ・ロシア間国境地点も含むことを喚起し、ケルチ海峡、アゾフ海、黒海の海上監視を速やかに開始するよう提案したと説明した。

また、ヘラシチェンコ代表は、ウクライナ代表団はTCG及び各作業部会において、12月17日に国連総会で決議が採択されたことを指摘し、アゾフ海、黒海、ケルチ海峡の非軍事化を要求したことを明らかにした。同代表によると、ウクライナ側が、前回のTCG会合の際に、アゾフ問題を提起しウクライナ海軍軍人の解放を求めると、ボリス・グルイズロフTCGロシア代表は、協議会場を出て行ったが、今回は同ロシア代表は出席もせず、別の人物が出席したとのこと。