GUAM諸国とカナダ、自由貿易圏の創設可能性等を協議

GUAM諸国(ジョージア、ウクライナ、アゼルバイジャン、モルドバ)とカナダは、新しい経済協力プログラムを検討している。

カナダ外務相が公表した、フリーランド加外相とGUAM諸国外相との会談結果についての10日付共同プレスリリースに書かれている。

発表によると、「会談参加者は、GUAM地域を平和、安定、持続可能な発展の地域に変貌させることを促進する、GUAM-カナダの協力プログラムの開始可能性を議論した。これに関し、参加者は、共通利益分野の協力可能性への意見を交換した。その中には、GUAM輸送路、貿易・投資、自由貿易圏の創設が含まれる」と書かれている。

また、参加者達がGUAM地域の紛争を出来るだけ早く平和的かつ国際法の原則にもとづいて解決するため、国際的努力を団結させることの重要性を強調したことが指摘されており、欧州の未解決紛争の深刻な悪影響への懸念が表明された他、「参加者は、アゾフ海での深刻な事件に懸念を表明し、ウクライナの海軍軍人と船舶を速やかに解放するよう呼びかけた」と書かれている。

なお、フリーランド加外相とGUAM諸国外相の会談は、6日、欧州安全保障協力機構(OSCE)外相会合の開催されたミラノで行われていた。