プーチン露大統領、ウクライナ大統領選前のノルマンディ・フォーマット会合の開催は「無意味」と発言

ウラジーミル・プーチン・ロシア大統領は、シンガポールでの記者会見時、ドイツ・フランス・ウクライナ・ロシアからなる「ノルマンディ・フォーマット」での会合開催は意味がないと発言した。

プーチン・ロシア大統領の記者会見の様子をロシアの各テレビ局が報じた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

プーチン大統領は、「ウクライナで現在選挙前キャンペーンが行われている中、『ノルマンディ・フォーマット』で会談を行うことは、多かれ少なかれ、無意味である」と発言した。

また、同大統領は、これまで同様、ウクライナがミンスク諸合意を履行していないと断罪し、また、2019年3月31日のウクライナ大統領選挙は情勢に影響を与えないと思うとも述べた。

これまでの報道では、6月11日、ベルリンにおいてノルマンディ・フォーマット参加国であるウクライナ、ドイツ、フランス、ロシアの外相による会談が開催された。7月26日には、同4国の外務省政治局長レベルの会合が開催され、ウクライナ東部ドンバス地方への国連平和ミッション展開のフォーマットの議論を継続することで合意していた。

その後、ロシア外務省は、ノルマンディ・フォーマットでの次回会合は、秋に開催されるかもしれないと発表。同時に、ロシアは、同フォーマットの首脳会合については、2018年中の開催には同意していなかった。