カナダ政府、初めてロシアがドンバスの占領国であると指摘

カナダ政府は、11月11日にウクライナ東部一時的被占領地域で行われたいわゆる「選挙」を認めないとともに非難する。

13日、カナダ外務省が声明を発出した。

カナダ外務省は、「カナダは、欧州同盟国とアメリカに加わり、2018年11月11日のロシアに占領されているウクライナ東部における正当でない違法な選挙を拒絶する」と発表した。

また、同外務省は、この「選挙」は「ロシアが定めた傀儡体制を有効化する試みである」と強調し、「認められた法的基盤、あるいは、権威ある国際監視なしに、国際社会がこの『選挙』を認めることはない」と指摘した。

同外務省はまた、「カナダ国民は、ウクライナの人々と並びゆるぎなく立ち続ける」と強調した。

なお、このカナダ外務省声明において、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域が「ロシアにより占領されている」と表現されている。これまでは、同国外務省は、直接、占領国を名指しすることは避けていた。

これまでウクルインフォルムが報じたように、11月11日、ロシアはウクライナ領ドネツィク・ルハンシク両州のロシア支配地域で占領政権「地方機関」への偽選挙を組織・実施していた。

アメリカ、欧州連合(EU)、世界のその他の国々は、この「選挙」をその実施直後に非難し、またその「選挙」は正当なものでないと発表していた。