ロシア裁判所、ウクライナ国民パウロ・フリーブ氏の逮捕を来年4月まで延長

ロシアのロストフ・ナ・ドヌー市北コーカサス軍管区裁判所にて、ウクライナ人政治囚のパウロ・フリーブ氏の逮捕が6か月間延長された。

7日、ロシアのインターファクス通信に対して、同裁判所のカチカロ広報担当が伝えた。

同広報担当は、「逮捕は、2019年4月24日まで延長された」と述べた。

これまでの報道によれば、当時19歳のフリーブ氏は、まず2017年8月24日、ベラルーシで行方がわからなくなった。同氏は、ベラルーシには、ソーシャル・メディアで知り合った恋人に会うために入国していた。

その後、2017年9月、同氏がロシアのクラスノダール市の拘置所に拘束されており、同氏にはテロリズムの容疑がかけられていることが判明した。同氏の弁護士は、同氏はロシア連邦保安庁(FSB)により拘束されたと説明した。

フリーブ氏の弁護士は、欧州人権裁判所がロシアに対してウクライナ人医師の診療のためのアクセスを認めるように要求したことを伝えていた。フリーブ氏の両親によれば、フリーブ氏には障害があり、恒常的な投薬が必要であるとのこと。

また、フリーブ氏の案件は、ロストフ・ナ・ドヌー市の北コーカサス軍管区裁判所に移管され、同氏の身柄もクラスノダールからロストフ・ナ・ドヌーに移送されていた。