ウクライナ、シリアに対し、クリミア占領政権「代表団」受け入れに抗議する口上書を送付

ウクライナは、シリア・アラブ共和国が被占領下にあるクリミアの占領政権とコンタクトをとっていることを断固として非難している。

18日、ウクライナ外務省のウェブサイトに声明が発表された。

声明には、「2018年10月15~16日、シリア・アラブ共和国を、サメル・アリ・ハリル・シリア経済発展・貿易大臣の招待にて、被占領下クリミアのセルゲイ・アクショーノフ率いるいわゆる『公式代表団』が滞在した。これに関し、ウクライナ外務省は、シリアの公人がクリミア占領政権の代表者と協議を行うことはウクライナ国家主権の著しい侵害であり、国内事項への干渉であるとともに、国際法の基本的規範と原則に違反するものであることを告げる」と書かれている。

外務省は、同声明にて、シリアによるこのロシアを喜ばせようとする違法行為が、ウクライナとシリアの外交関係を修復不可能なほどに損なうものであることを指摘した。

ウクライナ外務省がシリアに対して、関連口上書を送付したことが発表された。