MH17撃墜:国際捜査チーム、露からの証拠を期待

ドンバス地方でのマレーシア航空機撃墜事件を捜査する国際捜査チーム(JIT)は、ロシア国防省が17日に発表した情報に注意を向けた。

17日、JITが声明を発表した。

声明には、「JITは、ロシア政権が今日はじめて公に発表した情報に注意を向けた」とある。

同声明では、「JITは、本日発表された情報に関して、ロシアが関連文書を提出し次第入念に分析していく。それは、2018年5月に提案したことであり、国際連合安全保障理事会決議第2166号が要求していることでもある」と指摘している。

同時に、JITは、2014年時点でロシアに対して、全ての関連情報を提供するように要請したこと、さらに、2018年5月にはJITは特にミサイルの破片から見つかったとされる番号に関する情報を提供するようロシアに要請したことに注意を向けつつ、しかし、今日までロシアがどの要請も返答していないことを強調した。