チョルノービリ立入制限区域にて野火の消火継続

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チョルノービリ(チェルノブイリ)立入制限区域では、4地点での野火の鎮火を目的とした活動が続いている。野火は、平原、倒木、沼地で起きている。

20日夜、国家非常事態庁広報室が伝えた

発表には、「4月20日19時時点、国家非常事態庁部隊は、立入制限区域にて国家立入制限区域管理庁による、コロホツィケ森林部、ルブヤンシケ森林部、パリシウシケ森林部、ディチャキウシケ森林部、デニソヴィツィケ森林部の消火活動を支援している。基本活動は、4地点(コロホド村、ロズソハ村、クリヴァ・ホラー村、ルジキ村〜ブリャキウカ村)の火災が発生していた平原、倒木、二つの沼地における野火の鎮火である」と書かれている。

また、チョルノービリ原子力発電所、放射性物質格納庫などの立入制限区域内の重要施設への危険はないと伝えられている。

その他、21日、国家非常事態庁は、チョルノービリ立入制限区域で活動する消防隊員の生活の様子を写した写真と動画を公開した。

発表には、「ソーシャルメディア上には、立入制限区域内で消防隊員が不適切な条件下で作業をしており、食べ物も適切に与えられていないとの情報がある。そのため、国家非常事態庁職員が、消火にあたっている人員がどのように食事をしたり、どのように休んだりしているかを伝えた」と書かれている。

写真:国家非常事態庁

なお、4月20日時点でチョルノービリ立入制限区域の消火にあたったのは、計1322名の職員と292の機器だとのこと。