最高会議前の衝突にて16名負傷=赤十字

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17日の最高会議(国会)前の衝突の際に、赤十字ウクライナは、16名の負傷者に応急処置をほどこした。

赤十字ウクライナのオレーナ・パンシナ氏がウクルインフォルムの記者に伝えた。

パンシナ氏は、「私たちのところには、14の軽傷の連絡がありました。その中には、催涙ガスのクレームも含まれます。それから、2名が中度の意識障害を受けており、ほとんど意識を失っていたので、応急手当をした上で救急車で搬送されました。連絡は、活動家からも治安機関職員からもありました」と発言した。

写真:ヴォロディーミル・タラソウ/ウクルインフォルム

パンシナ氏によれば、赤十字はすでに現場待機を終えたとし、「状況は、だいぶ安定しましたし、車道も開放されており、ボランティアたちは現場から去り、最高会議前のステージの近くに残っているのは、50~70名程度です」と伝えた。

また、国家警察は、今回の衝突の結果、2名の警察官が負傷したとし、彼らは病院に搬送されたと伝えた。

12月17日、最高会議前では、複数の集会が同時に開催されていた。集会は、農地市場開設反対のものや、欧州で購入した車両に関するもの、労働法典採択を求める者が行っていた。最高会議前には、数千人が集まり、一部が治安機関職員と衝突した。衝突に加わっているのは、主に民間団体「国家部隊」と国家軍団党の代表者たちで、抗議者側は警察に向かって石や発炎筒、花火を投げていた。

警察官は、抗議者側を複数名拘束した。