多国間空軍共同演習「クリア・スカイ」参加者、Su-27墜落被害者の追悼を実施

17日、フメリニツィキー州スタロコスチャンティニウの軍用飛行場において、多国間空軍共同演習「クリア・スカイ2018」の参加者が、戦闘機Su-27の墜落の際に亡くなった操縦者の追悼を行った。

同日、ウクライナ空軍司令部広報室が発表した。

発表には、「本日、10月17日、フメリニツィキー地方のスタロコスチャンティニウの軍用飛行場にて、多国間共同演習『クリア・スカイ2018』の参加者が、ヴィンニツャ州で軍事訓練飛行を行っていた際のSu-27の悲劇により亡くなった操縦者の追悼を行った」とある。

ウクライナ側とアメリカ側からなる出席者は、哀悼を表明した他、計画が示す訓練の続行と課題の遂行が最善の哀悼となるであろうことを指摘した。

関連して、10月18~19日に予定されていた、報道陣の参加を得たスタロコスチャンテニウとハウリシンの飛行場での行事は中止となった。

これまでに報道されたように、10月16日、ヴィンニツャ州での訓練「クリア・スカイ2018」の最中、フメリニツィキー地区ウラニウ近くで、戦闘機Su-27UBが墜落。操縦者が2名とも死亡した。1名は、作戦司令部「スヒード」空軍副司令官のイヴァン・ペトレンコ大佐、もう1名は米国軍人であった。

戦闘機墜落の事実に関して、刑法典第416条(飛行・飛行準備規律違反)にのっとった刑事捜査が開始されている。関連文書が押収された他、現場から証拠物品が収集された。