Su-27墜落事件でウクライナのイヴァン・ペトレンコ大佐が死亡

16日のヴィンニツャ州の戦闘機Su-27墜落事件で、作戦司令部「スヒード」空軍副司令官のイヴァン・ペトレンコ大佐が亡くなった。

同日、フロマツィケ通信に対し、オレフ・ストルツィンシキー「スヒード」空軍司令官が伝えた。

ペトレンコ大佐は、1級飛行士であり、同級の全ての航空機の操縦が認められている人物であったとのこと。

ストルツィンシキー司令官は、「今回の飛行は慣れたもので、最も困難なものではなかった」と述べた。

また、同司令官は、全ての航空機は演習前に点検が実施されており、技術的な問題が発生する可能性はなかったことを強調した。

同司令官は、「現時点で、原因について言えることはない。目撃者の証言でわかっていることは、同機が低空で飛行し、地面と接触した後、炎上したことである」と延べた上で、「(同大佐は)熟練の操縦士であり、操縦面でのミスがあった可能性は小さい」と指摘した。

また、ペトレンコ大佐の同僚達は、同大佐が最も優れた操縦士の一人であったこと、「あのような操縦士はウクライナ全体でも40~50人ぐらいしかいない」と指摘した。また、同大佐は、ウクライナ東部ドンバス地方の戦闘にも参加していた。

近年、ペトレンコ大佐は、ドニプロ市で暮らしていた。享年46歳。娘が一人いる。

これまでの報道によれば、16日、ヴィンニツャ州ウラニウ村にて、軍事演習中にSu-27UBが墜落。参謀本部は、2名の操縦者が死亡したことを発表していた。

国内外のマスメディアは、亡くなった人物の1名がアメリカ空軍州兵であると報じていた。