国防省:イーチニャ弾薬庫での火災の原因は4か所の爆発

捜査グループは、9日、チェルニヒウ州の弾薬庫で発生した火災の原因として、複数の場所で爆発が発生したことから、破壊工作の可能性を排除していない。

9日、ロジオン・ティモシェンコ少将・参謀本部次長が国防省でのブリーフィングで述べた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同次長は、「現在、聞き取り調査を行った参謀本部の緊急グループにより、弾薬庫敷地内の4か所で爆発が起きたとの事実を確認している。また、この爆発は、敷地内の異なる場所で起きており、そのために大きな火災が生じることとなった」と強調した。

ティモシェンコ次長は、破壊工作の可能性以外にも、火災の複数可能性を調査していることを指摘した。

また、同次長は、約50%の大型弾薬がすでに弾薬庫の敷地外に移動させられたことを発表した。

加えて、軍人・民間人の間の被害者・負傷者の情報は現時点までないことが発表された。

これまでの報道では、9日午前3時30分、チェルニヒウ州イーチニャ地区ドルージュバ町付近にあるウクライナ国軍基地A1479敷地内での火災が判明。現場からは、すでに1万2000名近い住民の避難が完了している。

保安庁(SBU)は、イーチニャ地区付近軍弾薬庫爆発に関して破壊工作の可能性も調べていると発表。現場には、緊急捜査グループが現場に到着しているとのこと。

午前8時時点で、チェルニヒウ州の軍弾薬庫爆発現場付近では、フロイスマン首相、ヤロヴィー内務省第一次官、チェチョトキン国家非常事態庁長官が率いる本部が活動している。