(更新)チェルニヒウ州軍弾薬庫爆発

国防省は、爆発の集中度は著しく低減したと発表。警察と救急隊員が被害の可能性のある地域から住民を避難させている。

国家非常事態庁は、9日午前9時30分時点、チェルニヒウ州イーチニャの軍弾薬庫敷地内では、火災と異なる程度の爆発が確認されると発表した。

同時に、国防省は、同日午前9時時点、チェルニヒウ州第6弾薬庫の爆発の集中度は著しく低減したと発表した。

警察と救急隊員は、被害の可能性のある領域から地元住民の避難を継続。35台のバスによる避難が行われており、すでに1万2000名近い住民の避難が完了したとのこと。被害者・負傷者の情報は入っていないとのこと。

午前4時22分から、半径30キロの空間が閉鎖され、鉄道・車両の移動も停止されていると発表された。

国鉄ウクルザリズニツャ社は、3路線の運行を停止(アウフスチウシキー~コロミーチェヴェ線、アウフスチウシキー~イーチニャ線、コロミーツェヴェ~プリルキ線)した。

国家非常事態庁は、午前5時30分、被害の可能性のある地域における民間人居住区の電気・ガス供給を停止したとの確認を受け取ったとのこと。

また、非常事態終結のための本部が展開されている。国鉄ウクルザリズニツャ社の消防鉄道7台も出動準備が出来ている。

第6弾薬庫の敷地は、約682.6ヘクタールであり、そのうち技術領域は402ヘクタール。同弾薬庫には、約8万8000トンの弾薬が保管されていたとのこと。

これまでの報道では、9日午前3時30分、チェルニヒウ州イーチニャ地区ドルージュバ町付近にあるウクライナ国軍基地A1479敷地内での火災が判明していた。