キーウ市選挙出口調査 現職とその政党優勢

25日20時にて投票の終わった統一地方選挙につき、キーウ(キエフ)市で行われた出口調査の結果では、現職のクリチコ市長と同氏率いるウダール党が最も支持を得たと伝えられている。

レイティング社のオレクシー・アンテポヴィチ総裁が記者会見にて同社がキーウ市で行なった出口調査の結果を伝えた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同社の出口調査では、キーウ市長選では、現職市長のヴィタリー・クリチコ候補で47.8%と大差で優勢との結果が出ている。これに続いて、オレクサンドル・ポポウ候補(野党生活党)が8、6%、セルヒー・プリトゥーラ候補(声党)が8.3%、イリーナ・ヴェレシチューク候補(人民奉仕者党)が8%の回答者の支持を得ていたとのこと。

なお、人口7万5000名以上の市では、1位候補の得票が50%を超えない場合、決戦投票が実施される。

キーウ市議会の出口調査では、クリチコ市長率いるウダール党が21.3%で最多。これに、欧州連帯党(ポロシェンコ党首)が18%、人民奉仕者党(ゼレンシキー大統領系)が9.5%、声党(7.2%)が続いた。

また、ウクライナ24局と政治討論番組「サヴィク・シュステルのスタジオ」が共同で実施した出口調査では、キーウ市長選挙ではクリチコ候補が45.9%、ポポウ候補が9.62%、ヴェレシチューク候補が8.53%、クチェレンコ候補(祖国党)が7.82%の支持を得たとの結果となっている。同調査におけるキーウ市議会選挙の結果は、ウダール党が19.74%、欧州連帯党が17.76%、人民奉仕者党が10.28%、祖国党が8.61%、野党生活党が7.77%。

なお、10月25日、ウクライナでは統一地方選挙の投票が行われた。