ペスコフ露大統領報道官「ゼレンシキー氏の祝福は時期尚早、選挙の合法性には疑問あり」

ロシア大統領のドミトリー・ペスコフ報道官は、ヴォロディーミル・ゼレンシキー氏のウクライナ大統領選挙の勝利を祝福するのも、協働の可能性について言及するのも、時期尚早だと述べた。

22日、ロシアのドーシチ(雨)局が報じた。

ペスコフ報道官は、「プーチン大統領のゼレンシキー氏祝福について話すのは時期尚早である。また、協働の可能性についても同様だ」と発言した。

同報道官は、「具体的な事柄でもってのみ判断可能」としつつ、同時にロシアはウクライナ国民の選択に対して敬意を持って接しているとも発言した。

一方で、同報道官は、「選挙の合法性は疑問に呈されている。なぜなら、同選挙には、300万人のウクライナ国民が参加していないからだ」と発言した。

4月21日、ウクライナでは大統領選挙の決選投票が行われた。中央選挙管理員会が発表した集計99.03%時点の結果では、ヴォロディーミル・ゼレンシキー候補の得票率は、73.22%、ペトロ・ポロシェンコ候補は24.46%となっている。