2つの討論会:スタジアムと公共放送 ポロシェンコ候補は両方に参加、ゼレンシキー候補は1つのみ

大統領選挙決選投票に進む現職のペトロ・ポロシェンコ候補とTVタレントのヴォロディーミル・ゼレンシキー候補は、4月19日に行われる2つの討論会に出場する。ポロシェンコ候補陣営は、同候補が午後7時の国立スタジアムの討論会の後、午後9時の公共放送局スタジオの討論会に出席すると発表した。

18日、ポロシェンコ候補選対広報担当のオレフ・メドヴェージェウ氏が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

メドヴェージェウ氏は、「ゼレンシキー候補がどうするかは知らないが、ポロシェンコ候補は(スタジアムでの討論会の後)間違いなく公共テレビ・ラジオ放送局の討論会に向かう」と発言した。

メドヴェージェウ氏は、公共放送局のスタジオの方が討論が内容面で充実するような作りとなっていると指摘した。

これに対して、ゼレンシキー候補選対本部に属するセルヒー・カリチェンコ氏は、同日の中央選挙管理委員会会合にて、同候補は公共放送局の討論会には出場しないと発言した。RBCウクライナ通信が報じた。

カリチェンコ氏は、「ゼレンシキー候補は、公共放送局のテレビ討論会への参加は計画していない」と発言した。

これに先立ち、18日、中央選挙管理委員会は、公共放送局でのテレビ討論会の開始時間を午後8時から午後9時に変更する決定を採択した。

4月19日は、午後7時から国立スタジアム「オリンピーシキー」での大統領選挙決選投票最終候補2名による討論会が予定されており、両候補者が参加する見込み。その後、午後9時から、公共放送局のスタジオで大統領選挙法にのっとった公式討論会の放送が予定されている。

ウクライナ大統領選挙決選投票は、4月21日に実施される。