ゼレンシキー陣営、ポロシェンコ陣営、国立スタジアム、討論会場使用に関する三者合意書を締結

大統領選挙決選投票に進むヴォロディーミル・ゼレンシキー候補とペトロ・ポロシェンコ候補の両選対本部と国立スタジアム「オリンピーシキー」は、19日の同スタジアムの討論会への使用のためのレンタル使用につき、三者合意書を締結した。

16日、ポロシェンコ候補選対本部広報担当のオレフ・メドヴェージェウ氏が記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

メドヴェージェウ氏は、「本日朝、三者合意書が締結された。国立スタジアム『オリンピーシキー』とポロシェンコ候補とゼレンシキー候補の選対本部代表者が署名した。この三者合意書は、4月19日夜の同スタジアムのレンタルに関するものである」と発言した。

同氏は「ポロシェンコ候補は、約束したとおり、ゼレンシキー候補との討論会へ参加する用意がある。それは、スタジアムでの開催、4月19日の(公共放送局での)開催を含む。討論会は、数時間に及ぶ内容ある議論となるべきであり、騒がしいショーにすべきではない。しかし、対抗候補はショーを望んでおり、私たちの得ている情報では、既にステージ機材が運び込まれている」と発言した。

また、同氏は、ポロシェンコ候補は討論会開催に関して法律を遵守するとし、法が定める公共放送局スタジオで開催される討論会参加を優先していると指摘しつつ、同時に、公共放送局と中央選管委員会が現在の状況に応じ、社会の要求にこたえるべきだと指摘した。

同氏は、「公共放送局と中央選管委員会は、法の遵守を重視するポロシェンコ候補が、ゼレンシキー候補とスタジアムでの討論会に参加しないか、あるいは参加して法に違反するかという、選択に陥らないような状況を作り出し、社会の要請に答えるべきだ」と指摘した。

なお、大統領選挙候補者討論会は、公共放送局が大統領選挙法にもとづき4月19日午後8時から同局スタジオでの開催を予定しており、ポロシェンコ候補は同討論会への参加を表明している。一方で、ゼレンシキー候補は、同日午後7時から国立スタジアム「オリンピーシキー」で討論会を行うことを主張している。