ウクライナ全土に、立ち去るポロシェンコ候補の姿の該当看板が設置 警察は違法と指摘

14日首都キーウ(キエフ)や地方各都市で、現職大統領の立ち去る姿と「おしまい(キネツィ)」との文字が書かれた該当看板が設置された。

看板の紫のメインカラーやフォント等は、ポロシェンコ候補陣営が使うものと同じだが、他方で、フロマツィケ通信が大統領府に問い合わせたところ、ポロシェンコ陣営は関与していないとのこと。

大統領府のホルコヴェンコ情報政策総局課長は、「私たちは、このような馬鹿げたものを掲げるほど愚かではない。私たちは、プーチンとの看板掲示後、注意深くアプローチを選ぶようにしている」と発言した。

同課長は、同看板が最初に確認されたのはチェルカーシ市であり、アナトリー・ボンダレンコ市長の関与を疑っていると述べ、「ボンダレンコ氏は、公式には祖国党代表者だが、周辺人物の話では、非公式には積極的にゼレンシキー候補陣営の選挙運動に加わっているらしい」と発言した。

また、本件に関し、ヤロスラウ・トラカロ国家警察報道官は、ウクラインシカ・プラウダ通信に対して、「暫定評価では、同看板は法に反して掲示されている。同看板には、印刷した団体、掲載数、責任者氏名、発注者に関する情報がないからである」と発言した。

同報道官は、本件責任者には罰金が課されるとし、また関連機関が看板の撤去を行うと説明した。