ポロシェンコ候補とゼレンシキー候補、1+1局生放送中に会話

大統領選決選投票に進むペトロ・ポロシェンコ候補は、1+1局の番組に出演し、ヴォロディーミル・ゼレンシキー候補に「今ここで討論をしよう」と呼びかけた。

11日夜、ポロシェンコ候補が1+1局の生放送番組「権力へ向かう権利」に出演した際に発言した。なお、同局は、オリガルヒ(大富豪)のコロモイシキー氏が所有している。

ポロシェンコ候補は、生放送で「私は、ヴォロディーミルさん(注:ゼレンシキー候補)に対し、今から1+1局の『権力へ向かう権利』に来て、自らのフィールドでの討論に参加するよう招待する(編集注:ゼレンシキー候補は、1+1局で活躍するTVタレントとして知られている)。来てください、ヴォロディーミルさん。怖くはない。私はここで40分間待っている」と発言した。

これを受けて、ゼレンシキー候補は同番組に電話出演し、現在フランスにいるため、その招待は受けられないと返答した。ゼレンシキー候補は、「ペトロ・ポロシェンコ候補は、私が今フランス、パリにいるのを知っている。私は、ここにマクロン(仏大統領)と会うために来たのだ。あなたはそれを知っているであろう」と発言した。

ポロシェンコ候補は、ゼレンシキー候補がどこにいるかには興味がないし、知ることはできなかったと答えつつ、自身も明日(12日)マクロン仏大統領と会うが、それが今日番組に出ることへの問題とはならなかったと発言した。

ポロシェンコ候補は、改めて、ゼレンシキー候補に4月19日の公共放送局のテレビ討論への参加に招待したが、ゼレンシキー候補は、「(討論開催は)19日、国立スタジアム『オリンピーシキー』だ。以上」と返答し、電話を切った。

写真:ポロシェンコ大統領/ツイッター